シラバス参照

科目名 機械工学特殊講義2 
科目名(英字) Advanced Lecture in Mechanical Engineering Ⅱ 
担当者氏名

ABRAHA PETROS

大島 成通

來海 博央

久保 貴

清水 憲一

中西 淳

成田 浩久

古川 裕之

松田 淳

松原 剛

吉川 泰晴

池本 有助

対象研究科・専攻 理工学研究科機械工学専攻-博士後期課程 
講義学期 後期 
単位数



準備学習・事後学習
本講義では,非線形力学とデータサイエンスを融合させた内容をさらに深く議論する.従って,修士課程で修得した線形代数,応用力学,およびプログラミングに関する講義および特論の内容を復習しておくこと。また、最新の国際的な総合科学雑誌や機械工学分野に関連する専門の学術雑誌に目を通し、進展する学問の方向性を把握するように努めること。さらに、受講の際に、事前に配布される資料の内容およびそれに関連する事項について自ら調査を進めておくこと。質疑により知識・理解が不十分であると判断される場合には、授業後に関連する文献や専門書を読み、理解を深めること。以上の学習により、講義時間の2倍以上の自学自習時間を確保すること。 
授業の概要と目的
課題発掘能力・問題解決能力を涵養するために、自身の研究テーマが属する分野に関わる知識はもちろんのこと、機械工学においても,実装技術の発展が目覚ましいデータサイエンス関連分野についての素養を持つことが必要である。本科目は、非線形力学とデータサイエンスとの結びつきをさらに深く理解し,それらの数理技術を会得し,実装可能な段階まで理解をすることを目的とする. 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業はCP1.2.3.4およびDP1.2.3に該当する。 
科目ナンバリングコード
特になし 
到達目標
最新の研究事例を機械工学分野の中で正しく位置づけ、説明することができる。 
授業内容
番号 【項目欄】 【内容欄】
1. 最新の非線形力学① 非線形のまま解くこと  線形化に頼らない非線形力学解析について事例紹介する. 
2. 最新の非線形力学② 中心多様体1  不動点周りの線形化後にシステム固有値が0になる場合を事例紹介する. 
3. 最新の非線形力学③ 中心多様体2  不動点周りの線形化後にシステム固有値が0になる場合での中心多様体解析に関して学ぶ. 
4. 最新の非線形力学④ 分岐現象  システムを規定するパラメータ変化に応じて安定性と不安定性が変化することを座屈現象を通して学ぶ 
5. 最新の非線形力学⑤ カオス  カオス現象の事例紹介と数理的意味を講義する 
6. 最新の非線形力学⑥ フラクタル  フラクタルに関する事例紹介をする. 
7. データサイエンス技術動向① データサイエンス研究の見方  データサイエンスを必要とする技術開発分野を議論する 
8. データサイエンス技術動向② 教師有学習  ニューラルネットワークを使った教師有学習をプログラミングで実践する. 
9. データサイエンス技術動向③ 教師無学習  ニューラルネットワークを使った教師無学習をプログラミングで実践する. 
10. データサイエンス技術動向④ 強化学習1  強化学習をプログラミングで実践する. 
11. データサイエンス技術動向⑤ 強化学習2  ニューラルネットワークを組み込んだ強化学習をプログラミングで実践する. 
12. データサイエンス技術動向⑥ ビッグデータ活用  ビッグデータが統計計算に与える影響を議論する. 
13. 非線形力学からみたデータサイエンス 統計力学としての解析方法  イジングモデルを例として,統計力学と非線形力学との接点を議論する. 
14. データサイエンスからみた非線形力学 データに潜在する非線形性  ビッグデータにおける潜在変数を抽出するオートエンコーダをプログラミングで実践する. 
15. 非線形力学とデータサイエンスに関する結びつきと研究動向のまとめ  非線形力学とデータサイエンスの結びつきを援用した最新の研究動向を議論し,今後の技術発展に関して客観的推察を交えて議論する. 
授業方法の形式
講義(討論含む),輪講(対面授業) 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
授業時間内での質疑応答・議論の内容(80%):対象となる研究内容の理解度,説明手法
受講の際の事前準備の状況(20%):論理の展開方法,関連事項の調査 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
その他(履修条件・関連科目など)
テキスト
番号 【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 適宜プリント配布     
参考資料文献等
参考URL
画像
ファイル
更新日付 2024/02/27 09:41


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