シラバス参照

科目名 神経・生理心理学 
担当者氏名

神谷 俊次

全開講対象学科 人間学部人間学科
年次 3年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-心理系 
備考  



準備学習・事後学習
毎回の学習内容に関連する印刷教材を「Web Class」に事前に掲載するので、閲覧したうえで講義に臨むこと。当日のキーワードに関して、参考図書や心理学辞典などを利用して調べておくこと。数回ごとに授業後に小レポートを課すので、その課題を中心には復習しておくこと。毎回、講義時間の2倍の自学自習をすること。 
課題・定期試験に対するフィードバック
履修上の留意
授業で使用する印刷資料や参考資料などは、名城大学統合ポータルサイト内のWeb Classに掲載するので、予習や復習に活用すること。 質問や各種の連絡に関してもWeb Classを利用する。レポートの作成時には、はじめに質疑やグループディスカッションを行い、その後、各自の見解をまとめる。小レポートに関するコメントについては次回の講義の冒頭で行う。 
授業の概要と目的
本科目はCP2およびDP2、DP3に位置する。神経や身体機能の生理学的基礎を踏まえて、心理学の諸分野における心理現象について基礎心理学から応用心理学までについて概観する。はじめに、ヒトの脳の構造や機能を理解し、脳機能を測定する方法に触れる。次に、感覚・知覚、認知、感情、動機づけに関する心理現象を取り上げて、その背景にある神経学的・生理学的メカニズムについて考える。また、高次脳機能障害などの脳の障害について考察する。(科目ナンバリングコード:HH31103) 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
サブタイトル
脳からみる心のはたらき 
到達目標
1. 神経・生理心理学の特徴を指摘することができる。 2. 人間の認知や感情、動機づけについて生理学的観点から説明できる。 3. 神経・生理心理学の研究手法の特徴を説明することができる。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 神経・生理心理学とは  神経・生理心理学の心理学における位置づけを理解する。
 キーワード:一元論と二元論、神経心理学、生理心理学、認知神経科学 
2. 脳の構造と神経系  脳の発達や脳の構造と心のはたらきとの関係を理解する。
 キーワード:意識と脳、CT、MRI、中枢神経系、自律神経系、脳神経、内臓神経、大脳皮質、大脳辺縁系 
3. ニューロンの情報伝達  外界からの刺激を認識する情報の流れについて,とくに神経細胞における情報伝達のしくみを理解する。
 キーワード:神経細胞(ニューロン)、シナプス、信号の伝導、信号の伝達、神経伝達物質、イオンチャンネル、ヘッブの法則 
4. 神経心理学の研究方法  脳損傷患者に基づく研究から非侵襲的に脳のはたらきをとらえる方法までを理解する。
 キーワード:刺激法、破壊法、非侵襲的脳機能測定法、脳波、PET、fMRI、NIRS、ペンフィールド(Penfield、 W. G.)、事象関連電位 
5. 脳の機能局在  右脳と左脳,脳の機能局在性,半球優位性などについて言語を素材として理解する。
 キーワード:右脳と左脳、脳梁、スペリー(Sperry、 R. W.)、ブロードマンの脳地図、脳の機能局在、感覚野、運動野、連合野 
6. 動機づけと脳神経系(1)  動機づけの基本的な知識を習得する。キーワード:行動と動機づけ、生理的動機づけ、社会的動機づけ、ホメオスタシス、摂食行動 
7. 動機づけと脳神経系(2)  動機づけの基礎にある神経生理学的知見について学ぶ。
 キーワード:ドーパミン、報酬系、脳内自己刺激、連合学習、オペラント条件づけ、視床下部、嗜癖、乱用、物質使用障害 
8. 感情と脳神経系(1)  感情の基本的な知識を習得する。
 キーワード:感情、情動、気分、感情と身体、感情と認知、感情理論、サブリミナル効果、ストレス、認知行動療法 
9. 感情と脳神経系(2)  感情の基礎にある神経生理学的知見について学ぶ。
 キーワード:抹消起源説、中枢起源説、感情の2要因説、シャクター、ラザラス、アーノルド、視床下部、扁桃体、HPA系、交感神経、副交感神経 
10. 感覚・知覚と脳神経系(1)  感覚や知覚の基本的な知識を習得する。
 キーワード:認知過程、五感、共感覚、幻肢、幻肢痛、ラマチャンドラン(Ramachandran, V. S.) 
11. 感覚・知覚と脳神経系(2)  感覚や知覚の基礎にある神経生理学的知見について学ぶ。
 キーワード:視覚系、聴覚系、味覚系、嗅覚系、体性感覚系 
12. 記憶・学習と脳神経系(1)  記憶の基本的な知識を習得する。
 キーワード:学習、条件づけ、馴化、短期記憶、ウォーキングメモリ、長期記憶、顕在記憶、潜在記憶、プライミング 
13. 記憶・学習と脳神経系(2)  記憶と学習の基礎にある神経生理学的知見について学ぶ。
 キーワード:記憶痕跡、海馬、長期増強 (LTP) 、長期抑制(LTD)、記憶固定化、イオンチャネル、シナプス可塑性、H.M.(Henry Molaison) 
14. 脳神経系の障害(1)  けがや病気による脳の損傷によって起こされる神経心理学的障害について理解する。
 キーワード:高次脳機能障害、失語、ブローカ野、ウェルニッケ野、失行、失認、記憶障害 
15. 脳神経系の障害(2)  気分や感情の不調について理解する。
 キーワード:気分障害、不安障害、うつ病性障害、双極性障害、統合失調症、神経発達障害 
テキスト
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. ヒルガードの心理学第16版  内田一成(監訳)  金剛出版 
2. 神経・生理心理学―基礎と臨床,わたしとあなたをつなぐ「心の脳科学」―  坂本・上北  ナカニシヤ出版 
授業方法の形式
講義 
成績評価方法
毎回の授業後に実施する講義内容に関するレポート(40%)と定期テスト(60%)により評価する。3分の1以上欠席した場合は欠格とする。C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
成績評価基準
受講生へのメッセージ
神経・生理心理学は、さまざまな心理学の領域において、言語報告や行動からではなく、生理的な観点から諸現象にアポローチします。他の心理系科目で学んだ現象などについて生理的な視点から考えていきます。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2021/01/30 14:39


PAGE TOP