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番号
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【項目欄】
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【内容欄】
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1.
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安全管理
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大型風洞装置、レーザー光発生装置、薬品などの安全管理について指導する。
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2.
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流れの調査方法
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流れを調査する手法として、1)流体計測、2)計測方法の応用、3)流れの可視化技術、4)流れの数値解析、5)データ解析・処理について、概論する。
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3.
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流体計測(流速測定)
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ピトー静圧管、多孔型ピトー管、熱線流速計など、定点型の速度計について、それぞれ、その原理、使用方法、応答性などの特徴について、解説する。また、PIVやPTVなど、多点同時測定が可能な、画像流速測定法について、その原理、使用機器、特徴などについて解説する。
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4.
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流体計測(圧力測定)
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圧力計として機械式で単純な、マノメータ型、ブルドン管型、ベローズ型のほか、ピエゾ型や静電容量型、半導体ダイヤフラム型など、電気式センサーについて、原理および特徴を解説する。
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5.
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流体計測(流体力測定)
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流体力の測定方法として、風洞天秤の原理や、校正方法、6分力間の干渉などについて解説する。
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6.
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事例研究と測定の実践
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上記の計測方法を使用した研究論文を題材に、その使用方法を学習する。さらに、各自の研究テーマにおいて、上記の流体計測法の中から適切な方法を選択し、実践に移す。
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7.
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流体計測の応用についての事例研究とその実践
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速度と圧力などの異なる測定方法の組み合わせや、流れの現象に同期させた条件付き測定の方法について解説する。また、そのような特殊な計測方法を用いた研究論文を題材に、その使用方法を学習する。さらに、各自の研究テーマにおいて、応用的な計測方法を検討し、実践する。
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8.
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流れの可視化技術(1)
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流れの可視化技術について、タフト法(表面タフト法、タフトグリッド法)および壁面トレース法(油膜法、油点法、薬品塗膜溶解法、昇華法)、懸濁法、表面浮遊法について、原理・特徴・使用方法を解説する。
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9.
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流れの可視化技術(2)
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流れの可視化技術について、直接注入法(注入流脈法、注入流跡法、タイムライン法)および、化学反応法(直接反応法、電解発色法)、電気制御トレーサー法(水素気泡法、スモークワイヤ法)について、原理・特徴・使用方法を解説する。
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10.
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流れの可視化の事例研究とその実践
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流れの可視化ハンドブックや研究論文などを題材に、その使用方法を学習する。さらに、自の研究テーマにおいて、上記の可視化方法から適切な方法を検討し、実践する。
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11.
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流れの数値解析
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流れの数値解析法として、差分法について、概説する。先ず、流れを記述する基礎方程式(NS方程式,連続の式等)について学習(復習)した後、基礎方程式の離散化(差分化)の方法と種類について学習する。次に、解析モデル(供試物体)に適切な解析格子および境界条件について検討する。また、流れの状態(層流,乱流)について検討し、乱流の場合、乱流モデルの検討を行う。
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12.
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数値解析の事例研究とその実践
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数値解析法を用いた研究論文を題材に、適切な解析方法について学習する。各自の研究テーマにおいて、汎用解析ソフトを用いて流れの数値解析を行い、実験結果と比較するなどして、解析結果の評価と、流れの現象の解釈を行う。
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13.
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データ解析・処理(1)
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流体計測や流れの数値解析で得られたデータ(定量的結果)に対して、平均化処理(加算平均、移動平均)、RMSの算出、周波数解析、自己相関・相互相関係数の算出、最小2乗法による実験式の算出などのデータ解析・処理方法を解説する。。
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14.
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データ解析・処理(2)
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流れの可視化技術で得られた流線、流跡、流脈などの流れ模様(定性的結果)から、流れの状態を解釈する方法や、その画像データの処理方法などについて解説する。
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15.
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総合実践
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以上の実験法および数値解析法を単独あるいは組み合わせて使用することで、各々の研究テーマの遂行に当たる。
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