シラバス参照

科目名 民法特殊研究2 
科目名(英字) Topics in Civil Law Ⅱ 
担当者氏名

野口 大作

対象研究科・専攻 法学研究科法律学専攻博士後期課程 
講義学期 後期 
単位数



準備学習・事後学習
発表者は、レジュメを作成し、野口と院生に配布して発表してください。発表者以外は、事前に必ず十分に予習した上で授業に臨み、発表者に質問、議論できるように準備してください。課題・レポートに関しては講義中に解説を行い、適宜質問を受け付けます。 
授業の概要と目的
民法における債権総論の分野を対象として、その専門知識を応用できる能力を身に付けるとともに、他の分野との関連などについても体系的に学習します。その際、院生に判例や学説等に関する研究を発表する機会を与えます。これらの学習・研究によって、院生が民事法における諸問題について深く洞察し、解決できる応用能力を養います。 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業はCP1およびDP2に該当する。 
科目ナンバリングコード
到達目標
民法分野における専門知識及び法的思考を深めることによって、高度な法務職業人及び研究者を育成します。 
授業内容
番号 【項目欄】 【内容欄】
1. ガイダンス  債権総論の全体像・体系について講義を行います。 
2. 債権の目的と種類(1)  債権の目的である給付行為と債権の種類である特定物債権と種類債権に関する報告と議論を行います。 
3. 債権の目的と種類(2)  元本債権と利息債権、与える債務と為す債務、結果債務と手段債務などに関する報告と議論を行います。 
4. 債権の対内的効力(1)  債務不履行(3類型)に関する報告と議論を行います。 
5. 債権の対内的効力(2)  債務不履行(損害賠償)に関する報告と議論を行います。 
6. 債権の対内的効力(3)  債務不履行(安全配慮義務・契約締結上の過失)に関する報告と議論を行います。 
7. 債権の対外的効力(1)  責任財産保全制度としての債権者代位権に関する報告と議論を行います。 
8. 債権の対外的効力(2)  責任財産保全制度としての詐害行為取消権に関する報告と議論を行います。 
9. 多数当事者間の債権債務関係(1)  連帯債務に関する報告と議論を行います。 
10. 多数当事者間の債権債務関係(2)  保証債務に関する報告と議論を行います。 
11. 債権債務の移転(1)  債権譲渡に関する報告と議論を行います。 
12. 債権債務の移転(2)  契約上の地位の譲渡に関する報告と議論を行います。 
13. 債権の消滅(1)  弁済に関する報告と議論を行います。 
14. 債権の消滅(2)  相殺に関する報告と議論を行います。 
15. まとめ  債権総論分野に関して全体をまとめて講義します。 
授業方法の形式
演習(対面授業) 
授業の実施方法
成績評価方法
レジュメによる発表70%、議論30%で評価します。 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要です。 
その他(履修条件・関連科目など)
他の民法講義科目も受講して下さい。 
テキスト
番号 【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. スタンダール民法Ⅲ(債権総論)〔第3版〕  柳勝司=采女博文編  嵯峨野書院 
2. Sシリーズ民法Ⅲ債権総論〔第4版〕  野村=栗田=池田=永田=野澤  有斐閣 
3. 新プリメール民法3債権総論  松岡=山田=田中=福田=多治川  法律文化社 
4. コアテキスト民法Ⅳ  平野裕之  新世社 
5. 法律学の森 新債権総論Ⅰ・Ⅱ  潮見佳男  信山社 
参考資料文献等
番号 【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 民法判例百選Ⅰ総則・物権〔第8版〕  潮見佳男=道垣内弘人編  有斐閣 
2. 民法判例集 担保物権・債権総論〔第2版〕  瀬川信久・内田貴・森田宏樹  有斐閣 
3. 判例講義 民法Ⅰ総則・物権〔補訂版〕  奥田昌道・安永正昭・池田真朗編  悠々社 
参考URL
画像
ファイル
更新日付 2022/01/05 14:26


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