シラバス参照

科目名 人間学総論 
担当者氏名

一ノ谷 清美

伊藤 俊一

笠井 尚

加藤 昌弘

西山 亮二

畑中 美穂

原田 知佳

BEECH PHILIP STEPHEN

水尾 衣里

宮嶋 秀光

和田 実

加茂 省三

全開講対象学科 人間学部人間学科
年次 1年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-基礎科目 
備考  



準備学習・事後学習
人間学総論は、受講者に主体的な学びを求める新しい形態の授業です。受講者は、講師の講義内容を聴くだけの受け身の姿勢ではなく、テーマについて自ら考え、議論や討論に積極的に参加する姿勢が求められます。そこで、事前学習としてシラバスにある各回の授業内容をよく確認し、関連することを自主的に予習してきてください。事後学習としては、授業中に指示された課題の作成はもちろんですが、授業内容を振り返って、議論や討論で意見を表明できるよう復習してください。授業時間の2倍の自主学習をすること。 
課題・定期試験に対するフィードバック
系のまとめや全体討論を中心にフィードバックが行われます。 
履修上の留意
第1回ガイダンスには必ず出席すること。 平常点で評価する授業なので、授業に欠席すると点数にならない場合があるので留意すること。 社会・教育系(第2回~第5回)、心理系(第6回~第9回)、国際・コミュニケーション系(第10回~第13回)、全体討論(第14回~第15回)の4つの区分それぞれで独自の評価方法をおこなうので、授業でよく確認すること。 
授業の概要と目的
この授業は、これから人間学部で学ぶみなさんに人間学への扉を開く導入科目です。人間学とは、まだ発展途上の学問ですから、人間学を簡潔に定義することは容易ではありません。それでも、人間学の中に「人間性」(ヒューマニティ)の探求が含まれていることは確かでしょう。  人間学部の3つの系「心理」、「社会・教育」、「国際・コミュニケーション」は、「人間性」を探求する側面のひとつともいえます。3つの系それぞれとても多様ですが、3つの系の間にはつながりがあります。さらに系の中にある多様な分野の間にもつながりがあります。みなさんは、こうした多様さとつながりを理解しながら、「人間性」を探求していきます。それぞれの系では共通テーマが設定されています。複数の講師により人間学の多様さを学ぶと同時に、それらのつながりを各系の「まとめの討論」で、みなさんが考え議論し共有します。そして授業全体のまとめとして「アイデンティティと社会」とのテーマで全体討論をし、みなさんと一緒に「自分らしさ」や「人間らしさ」を問いながら、人間性の探究を進めます。 
アクティブ・ラーニング
学生間でディスカッションを行う回がある。
グループワークを取り入れて講義を進める回がある。 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本科目はCP2およびDP1、DP2、DP3に位置する。 
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
HH11001 
サブタイトル
人間学を探究し、多様さとつながりを理解する 
到達目標
人間学部の専門科目の導入科目として、人間学部での専門研究へと発展する基本的な知識や考えを習得し、テーマについて受講者が自ら考え、周りの受講者と議論して意見を共有し、人間学の多様さとそれらのつながりについて理解を深めることができる。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 4月10日 ガイダンス 担当:加茂 省三  授業の進め方を紹介します。 
2. 4月17日 国際・コミュニケーション系共通テーマ:コミュニケーション 担当:BEECH PHILIP  コミュニケーションという言葉は、ラテン語の「分かち合う」に由来します。 ロンドンの文化の共有に関するビデオを見ます。 
3. 4月24日  国際・コミュニケーション系共通テーマ:コミュニケーション 担当:一ノ谷清美  芸術のコミュニケーションを取り上げます。「伝える」を超えるコミュニケーション、「共感」のコミュニケーションのあり様について考えます。 
4. 5月 1日  国際・コミュニケーション系共通テーマ:コミュニケーション 担当:加茂 省三  和解をもたらすコミュニケーション: コミュニケーションが差別を終わらせることになるのか、について『南アフリカ真実和解委員会の記録』から考えます。 
5. 5月 8日  国際・コミュニケーション系共通テーマ:コミュニケーション 担当:BEECH PHILIP STEPHEN、一ノ谷清美、加茂省三  国際・コミュニケーション系の全3回の講義をふまえて、「コミュニケーション」について、グループ討論と全体討論を行います。 
6. 5月15日 心理系共通テーマ:心と身体の関係について考える 担当:西山 亮二  感情の機能、感情の適応的役割について考えます。 
7. 5月22日 心理系共通テーマ:心と身体の関係について考える 担当:畑中 美穂  ポジティブ感情に焦点を当てて、感情の機能について考えます。 
8. 5月29日 心理系共通テーマ:心と身体の関係について考える 担当:原田 知佳  感情のコントロールについて考えます。 
9. 6月5日 心理系共通テーマ:心と身体の関係について考える 担当:西山 亮二、畑中 美穂、原田 知佳  系のまとめの討論:3回の講義内容をふまえて、心と身体の関係についてグループディスカッションし、最後に自分の見解をまとめます。 
10. 6月12日 社会・教育系共通テーマ:都市のシンボルと人間 担当:水尾 衣里  人間は建築に包まれて生活し、建築の集まりが都市を形成しています。人間は建築と無関係では生きていけないものであり、人間にとっても大切なものです。建築、都市計画の視点から私たち人間の暮らしや社会を考えてみましょう。 
11. 6月19日 社会・教育系共通テーマ:都市のシンボルと人間 担当:伊藤 俊一  日本の城郭は都市の中心にあり、石垣の上に木造の建物が建っていますが、世界的には特殊です。城を中心とする城下町の基本構造は400年を経た現代日本の都市に引き継がれています。日本の城と城下町の成り立ちについて紹介します。 
12. 6月26日 社会・教育系共通テーマ:都市のシンボルと人間 担当:笠井 尚  地域の核としての学校のあり方や、市民の学習と教育施設の関係について考えてみましょう。 
13. 7月3日 社会・教育系共通テーマ:都市のシンボルと人間 担当:水尾 衣里、伊藤 俊一、笠井 尚  系のまとめの討論:名古屋城などの都市のシンボルの価値は何か、それをどう保存、創出、活用して行くかについて、観光や財政負担などの諸条件も含めて討論します。 
14. 7月10日 全体討論テーマ:アイデンティティと社会
担当:加藤昌弘、宮嶋秀光、和田実 
「アイデンティティと社会」について、心理学、社会学・教育学、歴史学・文化研究の立場から、3名の講師が講義をし、次回討論の課題を設定します。 
15. 7月17日 全体討論テーマ:アイデンティティと社会
担当:加藤昌弘、宮嶋秀光、和田実 
「アイデンティティと社会」を巡って議論し、課題に取り組みます。 
テキスト
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 特になし      
2. 授業中に適宜指示      
授業方法の形式
講義と討論 
授業の実施方法
対面 
成績評価方法
国際・コミュニケーション系(第2回~第5回)25%、心理系(第6回~第9回)25%、社会・教育系(第10回~第13回)25%、全体討論(第14回~第15回)25%の4つの区分の合計で評価します。出席は加点しませんが、欠格制度を適用します。 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
人間学を探求するファーストステップです。ぜひ一緒に考えましょう。 
参考URL
1. 授業中に適宜指示   
画像
ファイル
更新日時 2024/02/03 15:13


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