シラバス参照

科目名 構造力学特論1 
科目名(英字) Advanced Structural Mechanics Ⅰ 
担当者氏名

西村 尚哉

対象研究科・専攻 理工学研究科交通機械工学専攻修士課程 
講義学期 前期 
単位数



準備学習・事後学習
材料力学,構造力学で学んだ内容をよく理解し,予習しておくこと.
講義範囲を必ず読み講義に備えること.

分かりやすく説明できるよう十分な準備をすること.
講義後,内容を整理し要点をまとめるなど復習をすること.

説明・報告資料については,授業内で解説,質問対応等を行う.
最終のレポートについては,研究室で個別に対応する.

毎回、講義時間の2倍の自学自習が求められます。 
授業の概要と目的
近年,工学や技術の発展により機械構造物の設計条件はますます厳しくなっている.設計上実用的な有限要素法等を理解するためには,材料力学だけでなく弾性力学の基礎も必要である.本講では弾性力学や材料力学,塑性力学等の連続体力学を体系的に学ぶ.

交通機械との関連:交通機械全般 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業はCP1.4およびDP1に該当する。 
科目ナンバリングコード
GTT11203 
到達目標
弾性力学の基礎を理解する. 
授業内容
番号 【項目欄】 【内容欄】
1. 弾性力学概要  弾性力学を学ぶに際して必要な,基本的な考え方について学ぶ. 
2. 座標変換  直角座標系,円柱座標系等における座標変換について学ぶ. 
3. ベクトルとテンソル  スカラー,ベクトル,テンソルの性質,取り扱いについて学ぶ. 
4. 応力の平衡方程式  力やモーメントのつりあいを用い,応力の対称性や平衡方程式の導出について学ぶ. 
5. 主応力と応力の不変量  座標変換を用い,主応力や応力の不変量について学ぶ. 
6. 偏差応力  物体の変形に寄与する偏差応力について学ぶ. 
7. ひずみの適合方程式  物体の変形を考え,ひずみテンソルや適合方程式について学ぶ. 
8. 主ひずみとひずみの不変量  座標変換を用い,主ひずみやひずみの不変量,偏差ひずみについて学ぶ. 
9. 弾性材料と線形弾性理論  弾性材料の分類や変形における幾何学的な線形性について学ぶ. 
10. 等方弾性体の構成式  等方弾性体の構成式であるフックの法則について学ぶ. 
11. ひずみエネルギー  変形により弾性体に生じるひずみエネルギーについて学ぶ. 
12. 仮想仕事の原理  仮想的な変位を与えたときの仕事やエネルギーのつりあいについて学ぶ. 
13. 2次元問題  変形現象をより理解するため,平面ひずみや平面応力などの2次元問題について学ぶ. 
14. 重ね合せの原理  2種の物体力や境界条件が同時に与えられたときの解を求める手法として重ね合せの原理について学ぶ. 
15. 本講のまとめ  弾性力学の基礎として,本講で実施した内容をまとめ総括を行なう. 
授業方法の形式
輪講(ゼミ)形式,講義 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
説明・報告資料およびレポート100%で評価する. 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
その他(履修条件・関連科目など)
材料力学,構造力学を復習しておくこと. 
テキスト
番号 【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 弾性力学の基礎  井上達雄  日刊工業新聞社 
2. 基礎弾性力学  野田直剛他  日進出版 
参考資料文献等
番号 【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 固体力学の基礎  国尾 武  培風館 
2. Mechanical Metallurgy  G.E.Dieter  McGraw-Hill 
参考URL
画像
ファイル
更新日付 2023/01/27 13:17


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