シラバス参照

科目名 都市情報学概論2 
担当者氏名

稲葉 千晴

鎌田 繁則

小池 聡

杉浦 真一郎

鈴木 千文

手嶋 正章

西野 隆典

福島 茂

水野 隆文

宮本 由紀

森 龍太

山谷 克

亀井 栄治

若林 拓

全開講対象学科 都市情報学部都市情報学科
年次 1年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門基礎部門-専門基礎科目 
備考  



準備学習・事後学習
2時間程度,事前に,資料等で,次回担当の教員の分野(経済経営,財政行政,地域計画,開発環境,および情報・数理)を読み,授業後,各授業で学んだことを踏まえて2時間程度でレポートを作成し,提出する.

毎回,講義時間の2倍の自学自習をすること. 
課題・定期試験に対するフィードバック
レポートについては、必要に応じて講評・解説等を行う。 
履修上の留意
この講義は,都市情報学部の専任教員が順次,各々の研究分野について授業を行うオムニバス形式で進められる.毎回異なるテーマの講義が,展開され,漠然と聴講していると,ただ色々な学問の羅列と感じるかもしれない.しかし,広範な学問領域の中にも都市情報学固有のアイデンティティがあり,それを見つけ出すように留意してもらいたい. 
授業の概要と目的
この講義は,都市情報学部で開設されているすべての科目の基礎になる部分である.講義内容は多岐にわたるが,各担当者は,下記の「授業の要旨」で示されているように,現在取り組んでいる研究テーマの内容をできるだけ分かり易く説明し,また,授業の終わりに毎回学生諸君から質問を受け,それに答える形で学生諸君の都市問題に対する関心をできるだけ引き出すように努める.毎回担当者が変わり,色々な切り口から都市問題を論じることになるが,全体を通して理解したとき,都市問題には多様な側面があり,1つの視点から問題を見ているだけでは解決することができないことに気づくに違いない. 
アクティブ・ラーニング
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
カリキュラムポリシーの②およびディプロマポリシー②に該当し、ディプロマポリシー③にも関係する。 
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
UU11002 
サブタイトル
都市情報学部と都市情報学をよりよく理解するために 
到達目標
新入生諸君がこのキャンパスでこれから4年間にわたって学ぼうとしている「都市情報学」がどのような内容を持つ学問であるかを知ってもらうため,このキャンパスで都市情報学として取り組んでいる主なテーマを,各先生方によって,できるだけ身近で具体的な事例を用いて説明していくこととした.そして,この講義を通じて,学生諸君が「都市情報学」の全体像を理解し,併せて,都市に関する諸問題に強い関心を抱き,これからの4年間,つねに,勉学に対する強いインセンティブを持ち続けて,有意義な学生生活を送ることを目標とするものである. 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 教務委員会(福島 茂)  公のサービスサイエンスの観点から、自治体の公共政策、自治体マネジメントとそのアプローチ、直面する課題について論じる。 
2. 稲葉 千晴  世界の都市の中でも現在の日本で注目を集めているのがフィンランドの都市である。自然と都市生活の融合を目指しているフィンランドに焦点を当てる。 
3. 宮本 由紀  日本の少子化の状況を理解した上で、国や地方自治体が行う子育て支援制度に関する事例を紹介する.
そのうえ、現在行われている政策は出生率を上昇させるために有効な政策であるか否かの検討を行う. 
4. 鎌田 繁則  「主観的科学としての都市情報学」と題して講義する。主観と客観との関係を説明し、「住みやすいまち」を考えるためにはデザイン思考で物事をとらえなければならないことを論じる。 
5. 手嶋 正章  地域保健医療情報システムや在宅健康管理システムを活用して地域住民の健康の維持・増進を図る取り組み事例を紹介し、このようなシステム活用の有効性を検証するための経済的評価分析を行い、システム活用のあり方を考察する。 
6. 教務委員会(田口 純子)  身近な建造環境(建築・都市・まち)は専門家だけでなく、市民や子どもと共につくり上げていく必要がある。本講義では、担当教員が現在研究訪問をしているアメリカ・シカゴを事例に、市民や子どもに向けた建築・都市・まちの教育について紹介する。 
7. 小池 聡  事前学習として,テキスト「農村地域の計画論」の通読とともに,農業の基礎教養に関する課題を課す。授業では,その解説を行うとともに,農村地域をめぐる新たなうごき(田園回帰,ローカル志向など)について考える(この点につき事後学習あり)。 
8. 森 龍太  今日では、ライフスタイルや社会情勢などを重視し、各自のニーズに合う場所を訪れる観光形態が主流となり、その対象範囲も拡がりをみせている。本講義ではその状況を概説するとともに、観光資源の持続可能性について考える。 
9. 山谷 克  「デジタルテクノロジーのための数学」をキーワードに,現代の都市生活において必要不可欠なデジタルテクノロジーの基礎となる数学について,実例を挙げながらできるだけ数式を使うことなく解説する. 
10. 鈴木 千文  私たちの周りにはいくつもの音が存在している.その中でも最も身近な音の一つとして音声(人の声)が挙げられる.本講義では,音声の生成や特徴を学んだ上で、音声を利用した技術にどう利用されているのか解説する. 
11. 西野 隆典  人と人,人と機械等の間のコミュニケーション手段として音が果たす役割は大きい.本講義では,人間生活において発生する音の諸問題や,様々な情報サービス・アプリケーションを支える音の情報処理について紹介する. 
12. 大野 栄治  観光交流は地域間の相互理解や地域経済の活性化に大いに役立つと期待されているが、一方で観光公害等の問題を引き起こす可能性も指摘されている。ここでは新たな観光のあり方を紹介し、まちづくりへの活用を議論する。 
13. 水野 隆文  情報処理において感性を扱う方法として、一対比較を用いるアプローチを紹介する。アンケートによりデータを集計するサーストンの方法、一対比較により尺度を構成する意思決定法AHPの手続きを説明する。さらに、多数決という社会選択を一対比較により眺め、その特徴を確認する。 
14. 就職委員長(杉浦 真一郎)  都市情報学部の業種別にみた就職先の動向ならびに公務員就職の近年の新傾向から,進路や就職について考える時間を設ける。さらに,社会連携センターによる各種プログラムの紹介を行い,学生生活において様々な経験値を高めていく意識づけの機会とする。 
15. 教務委員会(昇 秀樹)  ・1年間の学部での学びの振り返りと、次年度以降の学びに向けて 
テキスト
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 都市情報学入門  都市情報学研究会  創成社 
授業方法の形式
オムニバス形式の講義 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
各回の授業後に課せられるレポート(100%)の成績評価点の平均点で評価する. 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
1テーマでもレポート提出を怠ると単位取得に重大な影響を及ぼすことになるので注意すること. 
参考URL
1. 必要に応じて授業で案内する   
画像
ファイル
更新日時 2024/07/30 11:55


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