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科目名 航空宇宙工学1 
担当者氏名

仙場 淳彦

全開講対象学科 理工学部交通機械工学科
年次 3年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-交通機械工学専門教育科目 
備考  



準備学習・事後学習
準備学習:各回の授業計画で指定した学習内容に該当する教科書の範囲を2時間程度予習すること。



事後学習:授業中の板書と教科書の該当箇所を照らし合わせ自身の理解度を2時間程度復習し不足する点は教員に質問するなどの対応を取ること。



小テスト:小テストの範囲を総合的に復習すること。後日、授業内に小テスト内容の概要説明と質問対応等を行うと共に解答例を配布するので復習すること。 
課題・定期試験に対するフィードバック
課題や小テストについては授業内およびWebclassを通じて継続的に解説、講評、質問対応等を行う。定期試験については講評、解説等を追・再試験終了後にWebclassを通じて送信する。 
履修上の留意
数学、物理学、工業力学、材料力学、熱力学、流体力学の基礎を習得していること。英語の基礎学力があること。また、講義内容の円滑な理解のために留意すべき点は、次の通りである。



(1)探究心と向上心が旺盛であること。



(2)学ぼうとする意欲と忍耐力があること。



(3)心身ともに健全であること。



(4)受講マナー(私語および中途退室の厳禁)が身についていること。



(5)講義中における携帯電話の使用は厳禁とする。



(6)航空宇宙工学2を後期に受講することが望ましい。 
授業の概要と目的
概要:(1)航空宇宙工学への入門に当たる基礎的内容についての講義をする。

   (2)飛行原理から空気力学および機体構造材料までについて講義をする。

目的: 航空宇宙工学関連事項を物理法則や数学を用いて理解できるようにすること。

交通機械との関連:航空宇宙機(全般) 
アクティブ・ラーニング
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業はCP2・4およびDP3に該当する 
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
TT31117 
サブタイトル
航空宇宙工学の基礎的知識の習得と専門基礎科目の航空宇宙工学への応用。



航空宇宙工学を通して工学的応用力の修得。 
到達目標
飛行体の種類、動力飛行の条件、飛行機の構成要素、飛行機の運動方程式、飛行機の構造材料、翼型特性曲線と極曲線、揚力



・抗力係数、圧力係数など航空工学用語を説明でき、各種関係式を導出できる。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 航空宇宙工学への導入  (1)航空宇宙工学の歴史



(2)機体開発の歴史



到達レベル:上記内容を説明できる。 
2. 大気環境

飛行機の形態 
(1)標準大気・高層大気圏



(2)航空機の分類・飛行機の構成



到達レベル:上記内容を理解し、説明できる。 
3. 翼型断面と翼型の呼称  (1)翼型断面の各部名称



(2)翼型の種類と呼称法



到達レベル:上記項目を理解でき、説明できる。 
4. 翼型特性曲線と極曲線  (1)翼型特性曲線の特徴:揚力・抗力係数



(2)翼型の極曲線の描き方



(3)極曲線と航続距離の関係:揚抗比



到達レベル:上記項目を理解でき、説明できる。 
5. 空気力学の基礎  (1)翼型周りの表面圧力分布と圧力係数



(2)円柱周りの循環と周速度



到達レベル:上記項目を理解でき、説明できる。 
6. 飛行機の性能(1)  (1)飛行機の運動方程式



(2)失速速度、必要出力



到達レベル:上記項目を理解でき、説明できる。 
7. 飛行機の性能(2)  (1)水平飛行性能



(2)上昇性能



到達レベル:上記項目を理解でき、説明できる。 
8. 飛行機の性能(3)  (1)離陸距離、着陸距離



(2)航続距離、航続時間



到達レベル:上記項目を理解でき、説明できる。 
9. 飛行機の安定性と操縦性(1)  (1)静的安定と動的安定



(2)縦の安定



到達レベル:上記内容を理解でき、説明できる。 
10. 飛行機の安定性と操縦性(2)  (1)横および方向の安定



(2)操縦性



到達レベル:上記内容を理解でき、説明できる。 
11. 飛行機の構造  (1)飛行機の構造様式



(2)飛行機の構造設計



到達レベル:上記内容を理解でき、説明できる。 
12. 飛行機の材料と強度(1)  (1)飛行機用金属材料



(2)飛行機用非金属材料・複合材



到達レベル:上記内容を理解でき、説明できる。 
13. 飛行機の材料と強度(2)  (1)飛行機の強度



(2)飛行機の荷重と疲労



到達レベル:上記内容を理解でき、説明できる。 
14. 複合材料工学の基礎  (1)繊維強化樹脂と異方性



(2)積層板の強度剛性と設計



到達レベル:上記内容を理解でき、説明できる。 
15. 航空宇宙工学1のまとめ  講義内容の理解度を確認するために、講義内容全般にわたる項目についてのまとめを行う。



到達レベル:主要な基礎項目について理解でき、説明ができる。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 航空宇宙工学入門  室津義定  森北出版 
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 航空工学入門    日本航空技術協会 
授業方法の形式
講義 
授業の実施方法
成績評価方法
定期試験(80%)、小テスト(20%) 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
航空宇宙工学の入門とは言え複合科目であるので、専門基礎科目の知識がある程度必要である。本講義を受講することにより、いかに基礎科目の理解が必要であるかを学んでほしい。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2022/11/22 09:16


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