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科目名 教育学概論 
担当者氏名

宮嶋 秀光

全開講対象学科 人間学部人間学科
年次 1年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-社会・教育系 
備考  



準備学習・事後学習
毎回、授業時間の2倍の準備学習・事後学習をしてください。4回ほど基礎事項に関する理解を確認するチェックペーパーを授業の最後に配布しますが、それらについては次の授業で解説します。定期試験に関しては、全体的な講評・解説を、追・再試実施後に研究室前に掲示する予定です。 
課題・定期試験に対するフィードバック
履修上の留意
授業の概要と目的
本科目はCP2およびDP2、DP3に位置する。

本授業では、近代的な教育が成立してきた背景やその変化を概観することを通じて、現代の教育の課題を理解した上で、これまで教育学が取り組んできた諸テーマを取り上げる。具体的には、教育活動の多面性を理解するために「意図的教育と機能的教育」、発達と教育の関係を理解するために「機械的教育観と有機的教育観」、そして学校教育の目標と学習のあり方を理解するために「自由教育と職業教育」といった大きなテーマを取り上げ、それらに沿って従来の教育学の議論を紹介するとともに、教育学の基本的な諸概念と代表的な教育思想の概要と今日的な意味を解説する。(科目ナンバリングコード:HH11203) 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
サブタイトル
到達目標
【授業のテーマ】

教育学が歴史的に取り組んできた諸課題とそれらにおいて展開された教育の基礎概念ならび教育思想

【到達目標】

①教育学の基本テーマや教育に関する基本的な諸概念を理解できる

②近現代の教育の成り立ちやその背景を歴史的に理解できる

③近現代の教育を支えてきた代表的な教育思想を理解できる 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 近代的な子ども観と近代家族  近代的な子ども観の登場と近代家族による教育の成立について 
2. 近代学校の成立とそれに向けられた批判  近代家族の成立と並行して進んだ近代的な学校教育の性格をおさえるとともに、前世紀の終わり以降、近代教育に向けられた根本的な批判を検討する。 
3. 現代の学校に向けられた新しい期待  近代学校に向けられた多様な批判を踏まえた上で、今世紀に入って学校の可能性として新しく期待されている役割について紹介する。 
4. 「意図的教育と無意図的形成」(1)  狭義の「教育」としての「意図的教育」に関する基本的な定義を紹介した上で、その意義と限界について解説する。 
5. 「意図的教育と無意図的形成」(2)  「意図的教育」と並んで人間形成に不可欠な「無意図的形成(機能的教育)」を概観するとともに、まずその第1のものとして、子どもと教育者の関係(「教育関係」)がもつ人間形成作用を取り上げ検討する。 
6. 「意図的教育と無意図的形成」(3)  「無意図的形成」の第2のものとして、家庭、地域、学級などの人間集団における人間形成作用を取り上げ検討する。 
7. 「意図的教育と無意図的形成」(4)  「無意図的形成」の第3のものとして、自然的な事物との交流やそれらの経験を通じてはたらく人間形成作用を取り上げ検討する。 
8. 「機械的教育観と有機的教育観」(1)  子どもとその発達を理解する上で対照的な立場を紹介し、それらに関連して発達の基本概念を説明するとともに、それぞれの立場について概要を説明する。 
9. 「機械的教育観と有機的教育観」(2)  「機械的教育観」の代表として、主にロック、コメニウス、ヘルバルト等の教育思想を解説する。 
10. 「機械的教育観と有機的教育観」(3)  「有機的教育観」の代表として、主にルソー、ペスタロッチー、フレーベル等の教育思想を解説する。 
11. 「機械的教育観と有機的教育観」(4)  「機械的教育観」と「有機的教育観」がともに見落としている論点を補完するものとして、ランゲフェルトの教育論を取り上げ、新しい発達理解の可能性を検討する。 
12. 「自由教育と職業教育」(1)  学校教育の目標や学習のあり方に関して対照的な二つの考え方を紹介するとともに、両者を統合する必要性について解説する。 
13. 「自由教育と職業教育」(2)  「自由教育」(リベラル・エデュケーション)の起源と歴史を、古代のアリストテレス、プラトン、クインティリアヌス、近代のエラスムス、アーノルド、フンボルト等に即して解説する。 
14. 「自由教育と職業教育」(3)  近代学校における「職業教育」の必然性を概説するとともに、その登場を、ゲーテの小説を手掛かりにして「教養観」の近代的な転換として解説する。 
15. 「自由教育と職業教育」(4)  「自由教育」と「職業教育」の対立と統合という問題の重要性を、近年の日本における後期中等教育の諸改革を手掛かりに解説する。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 使用しません。     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 第2回の授業の冒頭で、授業で使う資料を一括して配布します。     
授業方法の形式
講義 
成績評価方法
定期試験(80%)、授業内の課題に関するレポート(20%)
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
成績評価基準
受講生へのメッセージ
全体として、教育や学校に関わる4つのテーマを取り上げます。最初のテーマを除くと、どちらかというと古典的な議論を解説します。古い時代の思想が多くを占めますが、現代の教育に関する議論の基礎になっているものですので、現代の教育問題も念頭にして考えてもらうことを期待しています。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2021/02/03 13:43


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