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科目名 理科教育法B 
担当者氏名

井中 宏史

全開講対象学科 農学部生物資源学科
農学部応用生物化学科
農学部生物環境科学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 教職・学芸員部門-教職専門科目 
備考  



準備学習・事後学習
準備学習:毎時間基礎を付した科目の内容について小テストを行うので、指定された範囲の学習を2時間程度行って臨むこと。
また、授業内容に関連した課題を5回程度課すので、授業の復習を2時間程度行い、課題レポート作成のための資料収集やグループでの相談等を行うなど、レポートの作成を計画的に行うこと。 
課題・定期試験に対するフィードバック
小テストについては、授業内で継続的に解説、講評、質問対応等を行う。定期試験については、終了後Webclassにより解説等を提示する。 
履修上の留意
「なぜ理科を教えるのか」「理科を通して生徒にどのような力をつけるのか」を常に意識しながら受講すること。
小テストに対応する「基礎を付した科目」については参考文献に挙げた問題集を各自購入し、授業の前に学習しておくこと。 
授業の概要と目的
主に中学校理科の学習内容について探究し、アクティブラーニングの指導を行う力を養い、授業実践につながる理科の指導法を身につける。本講義では、適宜少人数に分かれて教育課題に対してグループワークを行うほか、実際にパフォーマンス課題等に取り組む。 
アクティブ・ラーニング
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
サブタイトル
アクティブラーニングの得意な理科教員を目指す。 
到達目標
学習指導要領に示された学習内容について理解を深め、教材研究ができるようにする。小・中・高等学校の理科教育のつながりについて理解する。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. はじめに  授業の概要と進め方、評価等について
小学校生活科と理科、小学校理科で重視する「思考力・判断力・表現力等」 
2. 学習指導要領  学習指導要領の目標と全体構造
重視される資質能力、学びに向かう力と非認知能力 
3. 高校入試問題の分析  高校入試問題を分析する。
求められる能力と指導法、評価について 
4. 中学校理科の内容と指導上の留意点1
理科と、背景となる学問 
中学校理科第1分野の内容と指導上の留意点
「電池」の背景となる学問領域(吉野先生ノーベル賞)の内容を踏まえた教材の研究 
5. 中学校理科の内容と指導上の留意点2  中学校理科第2分野の内容と指導上の留意点
「分類」を題材にした教材の研究 
6. 中学校理科の内容と指導上の留意点3
発展的内容の探究 
中学校理科第1分野の内容と指導上の留意点
発展的内容の探究として、科学の甲子園ジュニアに挑戦、「振り子」で中学生の課題から新しい大学入試へ 
7. アクティブラーニングの構造1  「外来種」を題材にしたゲームから、主体的・対話的で深い学びへ 
8. 中学校理科の内容と指導上の留意点4
高校とのつながり 
高等学校「地学基礎」につながる「地層」の学習の教材開発 
9. アクティブラーニングの構造2  示されたサンプルより優れた、アクティブラーニングを考えよう。 
10. 実験観察の指導  動画・インターネット上のコンテンツ等を活用した演示実験。マイクロスケール実験の実施
背景としての学問領域・グリーンケミストリーを考慮した教材研究 
11. 発展的内容の探究  SDGsを教育に取り入れる。 
12. 発展的な内容の指導  パフォーマンス課題
速度とエネルギーの実験課題と、その評価方法 
13. テスト問題をつくろう  テスト問題作りの基本と指導上の留意点 
14. テストと学習の評価  自作テスト問題の実施と評価
評価の構造についての確認 
15. まとめ  学習指導要領総点検
中学校理科における「観察・実験」 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 中学校学習指導要領解説理科編  文部科学省   
2. 高等学校学習指導要領解説理科編理数編  文部科学省   
3. 中学校学習指導要領  文部科学省   
4. 高等学校学習指導要領  文部科学省   
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 演習ノート化学基礎γ    浜島書店 
2. 演習ノート生物基礎②    浜島書店 
3. 演習ノート物理基礎β    浜島書店 
授業方法の形式
講義 
授業の実施方法
成績評価方法
毎回の小テスト約20%、授業中の発表・評価点約15%、授業内及び授業外のレポート課題約15%、定期試験50% 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
中学校理科の内容を中心に、理科が好きになる授業、アクティブラーニングを取り入れた授業が実践できることを目指します。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2021/12/20 13:32


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