シラバス参照

科目名 基礎演習2 
担当者氏名

松本 俊太

全開講対象学科 法学部法学科
年次 1年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育科目-演習部門 
備考  



準備学習・事後学習
・予習用課題として毎週提示する演習問題(1週あたり2問程度を予定)の解答を準備し(提出は求めない)、演習当日のディスカッションに備えること。
・毎週の演習終了後は、演習中に理解が難しかったところを中心に復習すること。


学生便覧に基づき全体として授業時間の2倍程度の事前・事後学習が必要です。 
課題・定期試験に対するフィードバック
・演習中に、各受講生が準備した演習問題の解答を素材に、受講生全員で議論する。
・学期末課題については、WebClassを通じて、全受講生宛の解答と講評を公開する。その際、必要に応じて、個別の受講生に対しても講評を送信する。 
履修上の留意
・「政治学入門」を同学期に履修していることを前提とする。
・その上で、この演習と同日の午後に行われる、「政治学入門」水曜日パートの講義に毎週出席し、講義の内容を把握している(どの辺りが理解できなかったかも含め)ことを前提に、その翌週の演習を行う。
・この演習では、「政治学入門」の講義を補足する内容を扱うが、同科目の小テストや定期試験の問題や解答を事前に公表するといった、この演習の受講者を優遇するようなことは行わない。 
授業の概要と目的
 政治学という学問は、法律学と2本柱をなす、法学部の専門科目に位置づけられる。その1年生向け入門科目である「政治学入門」は、毎週、高等学校「政治・経済」の内容や一般常識の確認から始まり、大学1年生レヴェルの学説を紹介するところで終わる。このような構成の講義を行っている目的は、新1年生の政治的知識の個人差が大きい現状に対して、まずは基礎を固めることで、予備知識が少ない受講生のニーズに対応することと、逆に、より専門的に政治学を学ぼうとする受講生に、2年目以降の学びの展望を示すことの2つである。
 この演習は、この2つの目的をより追求するために開講する。この演習を通じて、政治や政治学に対して苦手意識をもつ受講生には、政治や政治学の基礎的な内容をより丁寧に解説する機会を設ける。他方、この演習では、時間の都合や講義科目に向かないことを理由に、「政治学入門」からは除外したトピックを扱う。つまり、政治や政治学の得意度や関心の程度を問わず、この演習を履修する全ての受講生に、政治や政治学に関する何らかの有益な知見を提供することを、この演習の目的とする。 
アクティブ・ラーニング
・毎週の演習は、受講生全員と担当教員とのディスカッションに基づいて進行する。
・数回、グループワークを行う。 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業はCP3およびDP3に該当する。 
実務経験と授業内容の関係
とくになし。 
科目ナンバリングコード
LL11102 
サブタイトル
政治学入門水曜日パート・拡大版 
到達目標
・大学1年生レヴェルの政治学、ひいては社会科学一般の素養を、身につける。
・この分野に関して、各自の学術的な見解を形成し、それを他者とのディスカッションを通じて発展させることを、習慣づける。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. イントロダクション  演習の概要の説明
受講生の自己紹介
アイスブレイクを目的としたゲーム 
2. 水曜日パートの講義の進め方と問題意識について  水曜日パート第1回ディスカッション
水曜日パート第2回予習用課題の解説 
3. 現代政治の原理原則1:なぜ政府が必要なのか?  水曜日パート第2回ディスカッション
水曜日パート第3回予習用課題の解説 
4. 現代政治の原理原則2:人々は、政治にどう関わっているのか?  水曜日パート第3回ディスカッション
水曜日パート第4回予習用課題の解説 
5. 投票以外の政治参加1:人々はどうやって問題を解決しているのか?  水曜日パート第4回ディスカッション
水曜日パート第5回予習用課題の解説 
6. 投票以外の政治参加2:人々は何を考えているのか?  水曜日パート第5回ディスカッション
水曜日パート第6回予習用課題の解説 
7. 政党と選挙1:人々は何を考えて投票しているのか?  水曜日パート第6回ディスカッション
水曜日パート第7回予習用課題の解説 
8. 政党と選挙2:なぜ選挙制度は重要か?  水曜日パート第7回ディスカッション
水曜日パート第8回予習用課題の解説 
9. 政党と選挙3:若者の低投票率は、実際のところ、何がどう問題なのか?  水曜日パート第8回ディスカッション
水曜日パート第9回予習用課題の解説 
10. 統治機構1:首相は強いのか?  水曜日パート第9回ディスカッション
水曜日パート第10回予習用課題の解説 
11. 統治機構2:どのように法律は作られるのか?  水曜日パート第10回ディスカッション
水曜日パート第11回予習用課題の解説 
12. 現代日本政治とその変化(ここまでのまとめを兼ねて)  水曜日パート第11回ディスカッション
水曜日パート第12回予習用課題の解説 
13. 国以外の政治1:なぜ地方自治か?  水曜日パート第12回ディスカッション
水曜日パート第13回予習用課題の解説 
14. 国以外の政治2:なぜ国際関係か?  水曜日パート第13回ディスカッション
学期末課題Part1の公表 
15. 学期末課題Part 2
総まとめ 
学期末課題Part2(内容は当日まで非公表)
総まとめに相当する内容のディスカッション 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. なし。必要に応じて文献のコピーを配布する。     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 「政治学入門」水曜日パートで配布する講義資料は、すべてこの演習でも使用する。     
授業方法の形式
演習 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
・参加状況(30%) 毎週のディスカッション(50%) 学期末課題(20%)。
・期限までに最終課題を提出しない受講生は「欠席」扱いとし、単位を認定しない。
・正式な成績評価の方法・授業計画・注意事項等は、初回の講義にて配布する「詳細版シラバス」にて指示する。 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
 この演習は、入学1年目から、政治学をより学びたい人向けに開講するものです。その動機は、政治学が苦手なので丁寧に学びたい、ということでも、政治学をより深く学びたい、ということでも構いません。一般的には、何事も、時間をかければかけるほど、より上達するものです。この科目が対象とする受講生は(1年生限定の科目ですが)、限られた学習時間と履修登録の枠を使うというコストを払って政治学の学習を深めたい、という判断に至った人全てです。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2024/03/15 11:15


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