シラバス参照

科目名 食用作物学1 
担当者氏名

平野 達也

全開講対象学科 農学部生物資源学科
年次 2年次 
クラス A・B 
講義学期 前期 
単位数
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-専門教育科目群必修 
備考  



準備学習・事後学習
配付プリントに基づいて授業を進めるので、毎回の授業終了後には、授業で解説した内容と併せてプリントに掲載している図表をよく理解できるように復習を行うこと。また、授業時間内に確認問題に取り組み、次回にはそれを返却した上で解説を行うので、その内容については特によく復習しておくこと。上記の復習を中心に、毎回、講義時間の2倍の自学自習を行うこと。 
課題・定期試験に対するフィードバック
履修上の留意
1年次の必修科目である「作物生産科学」を履修済みであることが望ましい。ただ、最初の数回を利用して、食用作物の基本的な特性を含めた総論を解説するので、「作物生産科学」を履修していなくても講義内容を理解できるように進める予定である。講義の内容は連続性が高いために、欠席すると次の内容の理解が難しくなると思われる。できるだけ欠席をしないように注意してほしい。 
授業の概要と目的
本講義の内容は学位授与方針の第2項目および教育課程編成方針の第2項目に該当し、生物資源学に関する高度で幅広い専門的学識を修得し、農と食に係わる科学的背景を深く理解した上で、農業技術やバイオテクノロジーの効果や影響を多面的に捉えることを目的として開講する。本講義では、食料として最も重要な主要穀物の特徴、栽培技術、開発状況および利用法について解説する。特に、日本およびアジアの主食作物であるイネに関して、その成り立ち、栽培化の歴史、形態的特性、生理・生態的特性、栽培管理法、品種開発および利用法を、ゲノム解析などの最新の成果を交えて解説する。

(科目ナンバリングコード:AA21202) 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
サブタイトル
食用作物学の総論およびイネに関する科学と栽培技術 
到達目標
1)食用作物全般の特性と生産状況について説明することができる、2)イネの特性と栽培管理技術、利用法に関する基本的知識を有し、品種開発やバイオテクノロジーの現状を説明することができる。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 作物の分類と食用作物の特性  作物の分類を解説し、食用作物の位置づけを定義する。さらに、食用作物の中で、主食用として人間に利用されている作物の特性を解説する。 
2. 世界および日本における食用作物の生産状況  主要な食用作物の世界における生産と貿易の現状を解説する。また、日本における食用作物の生産の推移と現状、課題を解説する。 
3. 日本における食用作物に関する品種開発と技術開発の状況  イネ、コムギおよびダイズなど主要な食用作物に関する品種開発ならびに栽培技術開発の日本における最新の状況と今後の課題について解説する。 
4. 食用作物のバイオテクノロジー  食用作物におけるゲノム解析の成果に基づいた品種開発の現状とその意義を解説する。また、遺伝子組換えなどのバイオテクノロジー技術による品種開発の状況も解説する。 
5. イネの分類と成り立ち  Oryza属に属する植物の分類と特性を解説する。さらに、Oryza sativaにおけるjaponicaとindicaの特性およびそれぞれの成り立ちと栽培化の歴史について明らかになっていることを解説する。 
6. イネの形態的特性1  イネの発芽特性および根の形態的特性について解説する。 
7. イネの形態的特性2  イネの葉、稈および分げつの形態的特性について解説する。 
8. イネの形態的特性3  イネの穂および子実の形態的特性について解説する。 
9. イネの生理・生態的特性1  出穂と開花に係わる生理的特性および遺伝子レベルで解明されている仕組みについて解説する。 
10. イネの生理・生態的特性2  イネの光合成、同化産物の転流と分配、さらに登熟過程と収量の成立に係わる生理的特性を解説する。 
11. イネの栽培管理技術1  播種から育苗、本田への移植に関する技術を解説する。(GAP関連項目) 
12. イネの栽培管理技術2  水田土壌の特性と施肥技術について解説する。(GAP関連項目) 
13. イネの栽培技術3  水田における水管理技術および環境ストレス障害(冷害・高温障害)について解説する。(GAP関連項目) 
14. イネの栽培技術4  イネにおける病害虫および雑草について、さらにそれらの防除について解説する。(GAP関連項目) 
15. イネの品質と利用法  イネの収穫と収穫後の調整法について解説する。また、米飯用としてのコメの品質評価方法と、米飯用以外のコメの用途と利用法についても解説する。(GAP関連項目) 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 配付プリント     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 作物学の基礎1 食用作物  後藤雄佐・新田洋司・中村聡  農文協 
2. 作物学事典  日本作物学会  朝倉書店 
3. 作物学Ⅰ 食用作物編  秋田重誠他  文永堂出版 
4. イネの生長  星川清親  農文協 
授業方法の形式
講義 
成績評価方法
毎授業後に提出する質問カードの記載内容および確認問題の解答内容を20%、定期試験の成績を80%として評価する。なお、授業回数の3分の2以上の出席に満たない場合は欠格とする。C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
成績評価基準
受講生へのメッセージ
食用作物は人間の生命を支える最も重要な農業生産物である。特に、イネは、アジアを中心に世界中の人々の半数近くが主食として利用しており、イネの生産を安定化させることは世界の食糧安全保障において重要な課題である。よって、本講義ではイネに焦点を当てて、その成り立ちから作物としての特性、最新の品種開発の現状までを解説したいと考えている。イネという作物の理解を通じて、過去の人々が築いてきた農業の発展の歴史と食料生産の未来について思考できるようになってほしい。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2021/02/10 13:39


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