シラバス参照

科目名 卒業研究 
担当者氏名

宇佐見 庄五

亀谷 由隆

川澄 未来子

小中 英嗣

佐川 雄二

鈴木 秀和

髙比良 宗一

竹本 修

田中 敏光

寺本 篤司

中野 倫明

野崎 佑典

坂野 秀樹

水沼 洋人

向井 利春

柳田 康幸

山田 啓一

山田 宗男

山本 修身

吉川 雅弥

米澤 弘毅

旭 健作

全開講対象学科 理工学部情報工学科
年次 4年次 
クラス  
講義学期 後期集中 
単位数
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-情報工学専門科目 
備考  



準備学習・事後学習
数学,プログラミングなどの情報工学の基礎科目を復習しておくこと(毎回2時間程度).

各研究室の研究分野に関連した専門科目を履修し,理解しておくこと(毎回2時間程度). 
課題・定期試験に対するフィードバック
質問に対しては適宜対応等を行う. 
履修上の留意
卒業研究は,情報工学科所属の教員の研究室に配属されて行う.配属先の研究室は,所定の研究室配属手続きを経て3年次の終わりに決定される.研究室の受入れ人数には上限があるので,希望の研究室に配属されないこともある.

卒業研究着手条件を満たさないと卒業研究を開始できず,研究室に正式配属されない.学生便覧を確認し,十分注意すること. 
授業の概要と目的
卒業研究は,それまで授業,演習,実験などで培った能力や知識をベースにし,各人でテーマを設定し,そのテーマについて1年間行うもので,工学教育の真髄である.卒業研究に力の限り取り組むことによって自分のその後の人生が決まるといっても過言ではない.情報工学科の各研究室の研究分野を以下に示す. 
アクティブ・ラーニング
各研究室において,研究に関するディスカッションの機会を設定する.卒業研究は,未知の事項の解明,あるいは未解決の課題の解決など個別に課題を設定して取り組むものであり,研究活動全体がPBLの側面を持つ.卒業研究発表会においてプレゼンテーションを実施する. 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業はCP2,3,4およびDP1,2,3に該当する 
実務経験と授業内容の関係
特になし 
科目ナンバリングコード
TJ41109 
サブタイトル
情報工学教育の集大成 
到達目標
卒業研究のテーマを決めるときに併せてその到達目標もそれぞれに設定し,それに向けて研究を進めることができる.各研究室ごとに,中間発表,月次発表などを適宜行うが,それに合わせて研究を進めることができる.成果を論文にまとめることができる.2月中旬の卒業研究発表会で研究成果を報告することができる. 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 各研究室の研究分野  各研究室の研究内容 
2. 旭研究室

知的信号処理・情報通信システム 
センシング,信号処理,無線通信技術などに関する研究

【到達レベル】主体的に研究に取り組み,その成果をまとめ,発表できる. 
3. 宇佐見研究室

情報通信工学 
誤り訂正符号とその復号法,無線通信方式に関する研究

【到達レベル】設定した研究テーマに対し,教員および他のメンバーと協調しつつ遂行できる. 
4. 亀谷研究室

知識工学 
知識工学の方法論とその応用に関する研究

【到達レベル】 知識工学技術の基本知識を身につけ,主体的に研究を進め,自らの考えや実験結果を他者に説明できる. 
5. 川澄研究室

感性工学・色彩工学 
製品・商品に対する人間の感性やユーザビリティの計測・評価とその応用に関する研究

【到達レベル】研究テーマを立案して必要な実験を計画・実施し、その成果を発表できる。 
6. 小中研究室

制御システム工学 
ハイブリッドシステム理論,システム制御に関する研究

【到達レベル】論理的な議論・質問方法の習得,検証方法の習得(以下のうち少なくとも一つ:(1)数学に基づいた論証,(2)シミュレーションによる検証,(3)実験装置の設定および実験による検証) 
7. 佐川研究室

自然言語処理 
自然言語とのコミュニケーションの基礎と応用に関する研究

【到達レベル】自然言語処理に関する論文を理解できる.簡単な自然言語処理システムを実装できる. 
8. 鈴木研究室

ユビキタスコンピューティング 
IoT(Internet of Things),モバイルワイヤレスネットワーク,スマートハウス,スマートコミュニティなど主としたユビキタス/パーベイシブコンピューティングシステムに関する研究開発

【到達レベル】当該分野に関連する研究を主体的に取り組み,その成果を他者に発表できる. 
9. 髙比良研究室

量子情報科学 
量子計算・量子通信に関する研究

【到達レベル】量子計算や量子通信の基礎を理解し,研究テーマを遂行できる.
そして研究成果について発表できる.加えて,量子計算または量子通信に関する論文の内容を理解し発表できる. 
10. 田中研究室

コンピュータグラフィックスとモバイル文字入力 
コンピュータグラフィックス(CG)の要素技術の研究,CGを使ったインタフェースやシステムの研究,スマートウォッチやスマートフォンを使った文字入力などのヒューマンインタフェースの研究,等を行う.

【到達レベル】CGの基礎が理解できる.CGを使った簡単なシステムやインタフェースが作成できる.モバイル文字入力システムのプロトタイプを作成できる. 
11. 寺本研究室

医療AI 
人工知能を用いた医用画像処理(病変検出、病変の分類、生存予測、画像生成、診断レポート生成等)に関する研究

【到達レベル】医用画像を処理する人工知能プログラムを教員の指導のもとで開発し、医学的課題を解決することができる。 
12. 中野研究室

人間工学・認知工学・視聴覚情報処理 
自動車運転での人間特性(運転行動,運転能力,運転意識)および高齢者支援(認知機能の検査,軽度認知障害・認知症の検知)に関する研究開発

【到達レベル】ヒューマンインタフェースや人間工学の基礎を理解し,人間の測定・評価・データ解析を実施できるレベルを目指す.プレゼンやコミュニケーションの能力も訓練する. 
13. 野崎研究室

情報セキュリティ 
情報システムを支えるセキュリティ技術に関する研究

【到達レベル】情報セキュリティ分野に関する研究を主体的に取り組み,その成果を発表できる。 
14. 坂野研究室

音声音響情報処理 
音声・音響情報の信号処理に関する研究

【到達レベル】音声音響情報処理の基礎知識を身に付けるとともに,基本的な研究開発の方法を理解する. 
15. 水沼研究室

ソフトコンピューティング 
ファジイORとその応用に関する研究

【到達レベル】あいまいさを含むシステムのモデル化,およびその解析に関する基礎が理解できる. 
16. 向井研究室

触覚センサ,生体信号処理,健康・福祉機器 
触覚センサを使った呼吸・心拍などの生体情報を取得するシステムや健康福祉機器の研究

【到達レベル】触覚センサを代表とした各種センサ出力のパターン処理,信号処理を行なうことで,求める情報を抽出する方法や,機器を制御する方法を習得する.課題を解決して研究としてまとめ,発表できる能力を身につける. 
17. 柳田研究室

バーチャルリアリティ 
人間の五感を利用する入出力インタフェースに関する研究

【到達レベル】五感のいずれかに関わる入出力インタフェースもしくはそれらを統合したシステムについて,基礎を理解し,当該分野に関連する課題に取り組み,成果を発表できる. 
18. 山田(啓)研究室

パターン認識 
パターン認識とその応用に関する研究

【到達レベル】指導者の助言のもとで小規模な研究活動が実行できる. 
19. 山田(宗)研究室

画像情報処理・ヒューマンインタフェース 
画像情報を主としたセンシング技術とその応用に関する研究

【到達レベル】画像処理に基づく認識技術の修得と各種センシングへの応用ができるレベル. 
20. 山本研究室

アルゴリズム・探索・列挙 
幾何学的アルゴリズムをはじめとする種々のアルゴリズムとその効率に関する研究および数学的手法の応用に関する研究

【到達レベル】各研究テーマに従って,自ら研究を進め,必要に応じてそのためのソフトウェアを企画,開発し,最終的に結果を適切にまとめて発表することのできるレベルに到達することを目標とする. 
21. 吉川研究室

計算機工学 
エッジAIとその応用に関する研究

【到達レベル】エッジAIとその実装ができ,その内容について適切に説明・発表できるレベルを到達目標とする. 
22. 米澤研究室

統計学的・情報学的データ解析 
統計学および情報学の理論に基づくデータ解析の手法開発および実データに対する解析に関する研究

【到達レベル】統計学的・情報学的データ解析手法を理解して研究を行い,その結果をプレゼンテーションできる. 
23. 竹本研究室

サイバーフィジカルシステム 
サイバーフィジカルシステムとその応用に関する研究

【到達レベル】当該分野の基礎を理解して研究に取り組み,その成果を発表できる. 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 研究室ごとに設定する     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 研究室ごとに設定する     
授業方法の形式
研究(対面授業) 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
(1)卒業論文を提出する,(2)卒業研究発表会予稿集の原稿を提出する,(3)卒業研究発表会(予備日を含む)でプレゼンテーションする,の3項目を満たすことを評価の条件とする.(ただし,特に考慮すべき事情がある場合は,この限りではない.) 

卒業研究の評価は,配属先の研究室が定める到達レベルに対する達成度によって行う.卒業論文30%,卒研発表20%,その他(ゼミ,中間報告,日々の研究の取り組みなど(評価項目は研究室により異なる))50%で評価する. 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
研究とは未解決の課題に取り組むことであり,社会に出てから遭遇するであろう問題解決の縮図である.正解は誰にもわからず,基本的に正解が決まっている座学での勉強とは全く異なるものである.研究では,自分から能動的に調査したり開発したりする姿勢が求められる.大学生活の醍醐味は研究にあり,充実した研究を行えば一生の宝物になると言っても過言ではない.大学生活の締めくくりとして,積極的に取り組んで欲しい. 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2023/12/18 17:31


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