準備学習・事後学習
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・過去の履修時の講義資料や動画教材を再確認し、特に理解不足だった内容については重点的に予習および質問事項の整理をしておくこと。 ・授業の内容を復習し、ノートにまとめておくこと。 ・課題が課された場合は授業中または期日までに取り組むこと。 ・毎回、上記の準備学習と事後学習について、合計4時間の自学自習をすること。
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課題・定期試験に対するフィードバック
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・課題については、授業内またはGoogle Classroom等を通じて解説および質問対応を行う。 ・定期試験については、追・再試験終了後に必要であれば個別に対応する。
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履修上の留意
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・この授業は再履修クラスのため、過去に同名の正規開講科目を履修し、不合格となったことがある学生しか履修できない。 ・指定したテキストを必ず持参すること。 ・授業資料はGoogle Classroomに掲載する。スライド資料は紙に印刷するか、ノートPCやタブレットにダウンロードして持参すること。なお、Google Classroomの参加方法は情報工学部ポータルサイトの授業科目一覧にある「情報通信ネットワーク(再)」のページを確認すること。
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授業の概要と目的
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今やインターネットは生活になくてはならない情報基盤となっており、情報を取得・閲覧、発信、交換する仕組みを理解する必要がある。本授業では、インターネットの標準となっているTCP/IPプロトコルについて、位置づけ、基礎技術、応用技術を学習し、TCP/IPで通信する仕組みを理解することを目的とする。
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アクティブ・ラーニング
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事前に動画教材で学習し、授業中は質疑や協調学習を主体とした反転授業を実施する。
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該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
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実務経験と授業内容の関係
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科目ナンバリングコード
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サブタイトル
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到達目標
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授業計画
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【項目欄】
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【内容欄】
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1.
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イントロダクションおよび理解度の確認
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本講義の進め方について説明するとともに、現在の理解度を確認する。 【到達レベル】情報通信ネットワークの基礎知識について説明できる。
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2.
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コンピュータネットワーク基礎
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コンピュータネットワークの発展の歴史、標準化、OSI参照モデルについて学習する。 【到達レベル】TCP/IPを理解するために必要な基礎知識を説明できる。
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3.
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TCP/IP基礎
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インターネットを実現するTCP/IPの誕生から現在までの歴史、プロトコルの概要とネットワークを構成する機器について学習する。 【到達レベル】TCP/IP階層モデルとパケットの構造を説明できる。
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4.
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物理層
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情報を物理信号に変換して伝送する物理層および伝送媒体について学習する。 【到達レベル】物理層の役割を説明できる。
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5.
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データリンク層
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TCP/IPネットワークでよく利用されるデータリンク技術として、Ethernetと無線通信および公衆アクセス網について学習する。 【到達レベル】データリンク層の役割を説明できる。
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6.
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インターネット層
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パケットを目的のコンピュータまで届けるIPの仕組みの基礎となるIPアドレスについて学習する。 【到達レベル】IPの役割とIPアドレスの基礎を説明できる。
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7.
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ルーティングプロトコル
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ルーティングの仕組みと代表的なプロトコルであるRIP、OSPFについて学習する。 【到達レベル】ルーティングの仕組みを説明できる。
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8.
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IP関連技術(1)
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IPに不足している機能を補う代表的な技術として、ARP、ICMP、DHCPについて学習する。 【到達レベル】ARP、ICMP、DHCPの役割と仕組みを説明できる。
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9.
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トランスポート層プロトコル(1)
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トランスポート層の役割とポート番号および代表的なプロトコルであるUDPとTCPについて学習する。 【到達レベル】トランスポート層の役割とポート番号、UDP・TCPの基礎を説明できる。
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10.
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トランスポート層プロトコル(2)
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TCPにおけるウィンドウ制御、フロー制御および輻輳制御に加えて、新しいトランスポートプロトコルについて学習する。 【到達レベル】TCPの各種制御の仕組みを説明できる。
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11.
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IP関連技術(2)
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IPに不足している機能を補う代表的な技術として、DNSについて学習する。 【到達レベル】DNSの役割と仕組みを説明できる。
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12.
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IP関連技術(3)
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IPv4アドレスの枯渇対策として導入されているNATについて学習する。 【到達レベル】NATの役割と仕組みを説明できる。
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13.
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アプリケーションプロトコル
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代表的なネットワークアプリケーションである遠隔ログイン、電子メールおよびWWWで利用されているプロトコル等について学習する。 【到達レベル】アプリケーションプロトコルの概要とメールおよびWWWの仕組みを説明できる。
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14.
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ネットワークセキュリティ基礎
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インターネットにおけるセキュリティの重要性、ファイアウォール、暗号化技術およびセキュリティプロトコルの概要について学習する。 【到達レベル】通信の制御方法および暗号・認証技術の概要を説明できる。
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15.
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総括
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本講義を総括し、理解が不足している内容について学習する。 【到達レベル】後半の内容を中心に説明できる。
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テキスト
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【書籍名】
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【著者】
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【出版社】
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1.
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マスタリングTCP/IP 入門編(第6版)
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井上 直也、村山 公保、竹下 隆史、荒井 透、苅田 幸雄
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オーム社
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参考文献
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【書籍名】
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【著者】
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【出版社】
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1.
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コンピュータネットワーク 第6版
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アンドリュー・S・タネンバウム、ニック・フィームスター、デビッド・J・ウェセラル 著
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日経BP社
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2.
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コンピュータネットワークとインターネット 第6版
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DouglasE.Comer、神林靖
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翔泳社
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3.
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図解入門TCP/IP
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みやた ひろし
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SBクリエイティブ
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授業方法の形式
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授業の実施方法
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成績評価方法
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情報通信ネットワークに関する理解度を、複数回の課題および定期試験により判定する。 ・課題(小テスト等):40%、定期試験:60%
【欠席・欠格条件】 ・定期試験を受験していない場合は欠席とする。 ・出席回数が3分の2に満たない場合は欠格とする。
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成績評価基準
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C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。
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受講生へのメッセージ
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現代社会において、インターネットは生活の一部となっており、パソコンから個人が保有するスマートフォンなどのモバイル端末、さらにはIoT(Internet of Things)デバイスやスマート家電など、あらゆる場面で利用されている。TCP/IPはインターネットの根幹をなすプロトコルであり、インターネットの仕組みを理解するために、TCP/IPは必須の知識である。TCP/IPの基礎知識を身につけることにより、ICTのさらなる発展に貢献して欲しい。
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参考URL
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画像
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ファイル
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更新日時
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2024/02/15 12:03
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