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科目名 比較言語論 
担当者氏名

船田 秀佳

全開講対象学科 人間学部人間学科
年次 3年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-国際・コミュニケーション系 
備考  



準備学習・事後学習
指定された教科書を読み練習問題を解いてくること。毎回、講義時間の2倍の自学自習を必要とする。 
課題・定期試験に対するフィードバック
課題(試験等)については、講評、解説をWebclassや学務システムにより、追・再試験終了後に送信する。 
履修上の留意
教科書に関連した文献を渡すのできちんとファイルしておくこと。 
授業の概要と目的
日英語の表現構造の類似と相違を、音声的、統語的、意味論的に比較・対照する。同時に、英語をコミュニケーションの手段として如何にして効果的に運用すればよいのかについても考察する。 
アクティブ・ラーニング
特になし 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本科目はCP2およびDP2、DP3に位置する。 
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
HH31304 
サブタイトル
英語は日本語と比べて学ぼう 
到達目標
日英語の発想と表現構造の比較。日本語と英語の音声構造、文法構造、語彙構造を比較言語学の視点から理解している。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. ガイダンス  言語を比較するとは如何なることか、比較言語学の研究方法や研究対象について紹介する。 
2. 英語と日本語の音韻論的比較(1)  英語と日本語の母音と子音の体系、音の有識性について考察する。 
3. 英語と日本語の音韻論的比較(2)  英語と日本語の音節と音節構造、アクセント、イントネーションについて考察する。 
4. 英語と日本語の音韻論的比較(3)  英語のリダクション現に焦点をあてて、音が縮約、消失、連結する現象を扱い、自らも音を再生できるような訓練を行う。 
5. 英語と日本語の話者の視点  英語と日本語では自己の他者化の程度の差があり、それが主語化に如何なる影響を与えているのかについて考える。 
6. 英語と日本語の統語論的比較(1)  スル的言語の英語とナル的言語の日本語の言語外の現象への視点の相違について考える。 
7. 英語と日本語の統語論的比較(2)  英語の無生物主語と日本語の人間主語の表現方法を比較し、両言語の描写法について考える。 
8. 英語と日本語の統語論的比較(3)  英語と日本語の名詞の可算化と特定化の類似と相違について考える。 
9. 英語と日本語の統語論的比較(4)  英語の人間中心の表現法と日本語の状況中心の表現方法の類似と相違について考える。 
10. 英語と日本語の統語論的比較(5)  英語の後置修飾と日本語の前置修飾について、形容詞と分詞、関係詞を取りあげ、両言語の表現法について考察する。 
11. 英語と日本語の統語論的比較(6)  have言語の英語とbe言語の日本語では言語外の現象への関わり方が如何に異なっているのかについて考察する。 
12. 英語と日本語の意味論的比較(1)  英語と日本語の概念の多面性と多義性、メタファーについて考える。 
13. 英語と日本語の意味論的比較(2)  英語と日本語の感情表現に見られる話し手の対象の捉え方の類似と相違について考える。 
14. 英語と日本語の意味論的比較(3)  英語と日本語の動詞の志向性の相違について、目的達成志向と過程志向の観点から考察する。 
15. 授業内容の総括とまとめ  これまでの授業内容を総括する。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. Living Grammar for Communication  船田秀佳  英宝社(2023) 
2. Listening Trainer for English Communication  船田秀佳  南雲堂(2016) 
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 日英語比較講座  國廣哲彌編  大修館書店(1982) 
授業方法の形式
講義・演習(対面授業) 
授業の実施方法
対面、オンライン 
成績評価方法
課題への取り組み(20%)、定期試験(80%) 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
日英語比較の視点から英語を学びましょう。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2024/02/09 15:24


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