シラバス参照

科目名 社会言語学 
担当者氏名

船田 秀佳

全開講対象学科 人間学部人間学科
年次 3年次 
クラス  
講義学期 前期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-国際・コミュニケーション系 
備考  



準備学習・事後学習
指定された教科書の箇所を読み内容を把握ししておくこと。毎回、講義時間の2倍の自学自習をすること。 
課題・定期試験に対するフィードバック
課題(試験等)については、講評、解説等を、Webclassや学務システムにより、追・再試験終了後に送信する。 
履修上の留意
毎時間、内容理解のポートを書いてもらう。 
授業の概要と目的
社会言語学の諸領域の中で、特にグローバル言語としての英語に焦点を当て、世界の多くの国や地域で使用されている英語の諸相について学び、同じ英語でも、地域、社会階級、人種、民族によって様々な形態や運用実態があることを理解し、英語がグローバル言語となった理由や背景について理解し、諸課題の解決に向けた行動を取ることができる。 
アクティブ・ラーニング
特になし 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本科目はCP2およびDP2、DP3に位置する。 
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
HH31305 
サブタイトル
社会における言語の機能 
到達目標
グローバル言語としての英語の多様性



コミュニケーションとしての世界共通語である英語について、音声、文法、英語の実態の諸相を社会言語学的に理解し、英米語以外の英語についても柔軟に対応できる知識を身につけている。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. ガイダンス  社会言語学とは何かを定義し、社会言語学の研究方法、研究対象を紹介する。また、グローバル言語としての英語の役割と地位についても考える。 
2. 英語の国際化  世界人口の中の英語人口の割合を示し、コミュニケーションの手段としての英語の国内外における使用形態と使用状況について考える。 
3. アメリカ英語とイギリス英語(1)  英語史を概説したあと、発音、綴り字を歴史的に遡って比較・対照する。 
4. アメリカ英語とイギリス英語(2)  文法、語彙を歴史的に遡って語用論の観点から比較・対照する。 
5. カナダ英語とオーストラリア英語  発音、綴り字、文法、語彙の比較・対照し、アメリカ英語とイギリス英語と相違について考察する。 
6. 社会階級から見た英語の諸相  階級の差による英語の使用実態、階級、職階、地域の多様性と文法的破格について考える。 
7. 民族、人種から見た英語の諸相  人種の坩堝であるアメリカにおける人種、民族性が反映された英語の実態や黒人英語の音声的・文法的特徴について認識を深める 
8. 英語と日本語の論旨の展開法  英語と日本語ではアイデアの展開方法がどのように異なるのか、効果的にアイデアを伝達するにはどうしたらよいのかについて考える。 
9. 一般意味論  一般意味論の基本原理を日英語による効果的な意思伝達に如何に応用したらよいのかについて考察する。 
10. 言語と文化  言語と文化の関わりについて、言語の相対性と普遍性、文化記号論の観点から考察する。 
11. 文化とイメージ  色彩、動物、植物などの日英語におけるイメージの類似と相違をみたあと、連想がコミュニケーションに与える影響について考える。 
12. 婉曲語法と社会構造  英語の婉曲語法を紹介し、それに英語の社会の価値基準がどのように反映されているのかについて考える。 
13. 非言語コミュニケーション  英語話者の時間、空間の捉え方やボディーランゲージがコミュニケーションに如何なる役割を果たしているのかを考察する。 
14. 社会言語学から見た英語学習  社会言語学の知見を英語学習に如何に応用したらよいのかについて考察する。 
15. 授業の総括とまとめ  社会言語学を学ぶ意義についてについて考える。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 授業中に指示     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 言語が違えば世界も違って見えるわけ  ガイ・ドイッチャー  (2012)インターシフト 
授業方法の形式
講義・演習 
授業の実施方法
対面、オンライン 
成績評価方法
課題への取り組み20%、定期試験80%。出席は加点しない。4回の欠席で欠格とする。 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
言語と社会の関わりについて考えてみよう。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2024/02/09 15:23


PAGE TOP