シラバス参照

科目名 保全植物学 
担当者氏名

汪 光熙

全開講対象学科 農学部生物環境科学科
年次 2年次 
クラス E・F 
講義学期 前期 
単位数
必選区分 選択科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-専門教育科目群選択 
備考  



準備学習・事後学習
下記の参考文献で保全について学習しておくこと。毎回,講義時間の2倍の自学自習をすること。 
課題・定期試験に対するフィードバック
履修上の留意
環境問題や絶滅危惧種のニュースなどを日ごろからTV、インターネット、新聞や書籍等で確認し、知識の集積に努めること。なお、各回の講義内容は、順序を入れ替えたり、新知見で置換えたりする場合がある。 
授業の概要と目的
植物を保全するとはどういうことか? 植物多様性を保全することは人の生活環境の維持や農業に貢献するか? 本講義では、作物や野生植物(雑草を含む)の生態的・遺伝資源的特性、絶滅危惧植物の現状や保全に向けた取り組み等について紹介し、植物多様性とその保全の重要性について解説する。本科目は生物環境科学科の学位授与方針(DP)(2)である「生物環境科学(生態保全学・環境化学・生物機能調節化学・緑地創造学)に関する幅広い専門的学識と基本的な解析能力を修得し、生物と人と自然との調和がとれた環境の創出について創造的な能力を身に付ける」ことを目指す。
本科目はDP2、CP2に該当する。
(科目ナンバリングコード:AE21202) 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
実務経験と授業内容の関係
科目ナンバリングコード
サブタイトル
環境学、生態学を基盤とした植物多様性のための科学 
到達目標
本講義を通して、人の生存圏における植物多様性とその保全の重要性を認識できるようにする。 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 緒論  地球環境が劇的に劣化する中で、植物や植生の役割とその多様性の保全について身近な事例を通して解説する。 
2. 生物多様性  a) 生物多様性の定義と評価

b) 生物多様性と生態・進化

c) 生物多様性への脅威

d) 植物の多様性とその意義 
3. 生物間相互作用が織り成す多様性  a) アレロパシーの生態学

b) 植物と昆虫の共進化

c) 生物間相互作用の歴史を探る。 
4. 野生植物の保全  a) 絶滅危惧植物とレッドデータブック

b) 植物の生存戦略(土壌シードバンク)

c) 帰化植物が生物多様性に及ぼす影響

d) 自生地外保全(組織培養・超低温保存) 
5. 遺伝子組換え農作物  遺伝子組換え農作物が生物多様性に及ぼす影響について解説する。 
6. 地球温暖化の影響  地球温暖化に伴う気候変動が植生や植物多様性に及ぼす影響について解説する。 
7. 総括  身近な事例を通して解説した本講義から、生物多様性の保全や持続可能な利用について総括する。 
8. 各論(1)里地里山の植物  茶草場(茶畑に隣接する採草地)に生育する半自然草地の植物等を例に、人と自然の係わりの中で生物多様性が維持されてきた里地・里山の環境を紹介する。 
9. 各論(2)湿地の植物  東海地方の湿地に生育する絶滅に瀕した食虫植物を例に、その保全策などを紹介する。 
10. 各論(3)ため池の植物  絶滅危惧植物のオニバスなどを例に、絶滅に追いやる要因や保全策などを紹介する。 
11. 各論(4)消失した植物群落の復元  トウカイコモウセンゴケを例に、消失した植物群落を復元する試みを紹介する。 
12. 各論(5)畑の帰化植物  畑地に蔓延するヒルガオ科アサガオ属の帰化植物を例にその弊害や防除法を紹介する。 
13. 各論(6)樹木  東海地方のシデコブシ、ベトナムのツバキ属を例に、多様性を維持できなくなった樹木について紹介する。 
14. 各論(7)水田雑草  絶滅危惧種になった水田雑草を例に、その原因や農業と雑草の共存について述べる。 
15. 授業のまとめ  これまでの授業で学んだことについて,総括を行う。 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 定めない。     
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 「保全生態学入門」  鷲谷いづみ・矢原徹一 共著  文一総合出版(1996) 
2. 「保全と復元の生態学」  川窪伸光ら 編集  文一総合出版(2002) 
3. 「〈生物多様性〉入門 岩波ブックレット No.785」  鷲谷いづみ  岩波書店(2010) 
授業方法の形式
口述、パワーポイント、資料配布による。 
成績評価方法
レポート 100%。ただし、出席回数が 3 分の 2 に満たない場合は欠格とする。C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
成績評価基準
受講生へのメッセージ
講義内容を常に自分の生活(衣食住)と結びつけて考えてみること。講義中の退席・私語は厳禁。 
参考URL
画像
ファイル
更新日時 2021/01/30 14:14


PAGE TOP