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科目名 機械要素 
担当者氏名

塚田 敦史

全開講対象学科 理工学部機械工学科・機械システム工学科
年次 2年次 
クラス  
講義学期 後期 
単位数
必選区分 必修科目 
学期・曜日・時限  
部門 専門教育部門-設計・生産 
備考  



準備学習・事後学習
準備学習:毎回の授業前に次回講義の予習としてテキストを一読する。1時間程度取り組むこと。

事後学習:授業後の復習を怠らない。1時間程度取り組むこと。 
課題・定期試験に対するフィードバック
定期試験の解説は、ポータルサイトの「講義連絡登録」により、追・再試験終了後に送信する。 
履修上の留意
機構学、材料力学Ⅰ、材料力学Ⅱ、機械力学Ⅰ、機械力学Ⅱ、機械材料学を履修または習得していること。本科目を遂行するうえで、これらの学修内容が含まれるので、学習済みの前提で講義を進める。 
授業の概要と目的
機械は要素で構成され、機械要素はまた種々の部品で構成される。機械設計は、要求される仕様を明確に表現できなければならない。そのためには個々の要素の基本原理や機能の理解が必須である。必要とする機械の仕様は何か、なぜそのような仕様が必要なのかを展開できる素養を身につける。 
アクティブ・ラーニング
特になし 
該当するCP(カリキュラム・ポリシー)およびDP(ディプロマ・ポリシー)
本授業はCP2・4およびDP1・2に該当する 
実務経験と授業内容の関係
設計・生産分野における機械部品設計に係る研究開発に関する実務経験を有する.設計分野における機械要素の知識を活用した授業を実施する。 
科目ナンバリングコード
TM21303 
サブタイトル
機械システム設計学 
到達目標
機械要素の種類と機能を理解できること。要求される機能を満足する条件設定ができること、および基本的な計算等ができること. 
授業計画
【項目欄】 【内容欄】
1. 機械設計の基本 (1)  機械の設計は、創造と統合(総合)から成り立つ。その下位概念にある要素、要求事項といった設計に関係する基本事項を理解する。

レベル:設計の流れを理解する. 
2. 機械設計の基本 (2)  信頼性設計の基本的な観点である信頼度を理解し、信頼性設計の観点としてフェールセーフ設計、フールプルーフ設計について修得する。

レベル:人と機械との安全における関係性を理解する. 
3. 剛性と強度の基礎(1)  部材に働く力と変形について理解する。

レベル:部材の力学作用を複眼的に考えられる. 
4. 剛性と強度の基礎(2)  静的強度、動的強度と安全率について学ぶ。

レベル:設計上考慮すべき強度の考え方を習得できる. 
5. 軸(1)  軸の強度と剛性について理解し、軸の設計ができる。

レベル:軸の力学を理解できる. 
6. 軸(2)  軸の危険速度とキーについて理解し、軸の設計ができる。

レベル:軸の力学を理解できる. 
7. 軸(3)  軸継手について学ぶ。

レベル:軸継手の目的を理解できる 
8. 軸受(1)  軸受の分類や、転がり軸受の仕組みと種類について修得する。

レベル:軸受の特徴について理解できる. 
9. 軸受(2)  転がり軸受の寿命、強度を基にした選択の手順を学ぶ。

レベル:寿命計算によって軸受の選択を行える. 
10. 軸受(3)  滑り軸受についての原理を学ぶ。

レベル:上記の原理を理解する. 
11. 歯車伝導機構(1)  歯車伝導装置の目的、仕組の理解ができる。

レベル:減速比と動力伝達の関係を理解できる. 
12. 歯車伝導機構(2)  遊星歯車の仕組や目的の理解ができる

レベル:遊星歯車における各歯車間の回転速度を導ける. 
13. 歯車伝導機構(3)  差動歯車の仕組や目的の理解ができる

レベル:差動歯車における各歯車間の回転速度を導ける. 
14. ねじ締結要素(1)  ねじの用語と種類が理解できること、ねじの締め付け力の原理を理解する。

レベル:ねじ(ボルト)各部に作用する力を理解できる. 
15. ねじ締結要素(2)  ねじ(ボルト)の強度を見積ることができる。

レベル:ねじ(ボルト)各部に作用する力を理解できる. 
テキスト
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 機械設計法  塚田忠夫・吉村靖夫・黒崎茂・柳下福蔵  森北出版株式会社 
参考文献
【書籍名】 【著者】 【出版社】
1. 実際の設計 機械設計の考え方と方法  畑村洋太郎  日刊工業新聞社 
授業方法の形式
講義 
授業の実施方法
対面授業 
成績評価方法
テスト70%、レポート30%で評価する。

レポートの評価基準:①解答が誤りなく最後まで求めているか(35%)、②他者が容易に理解できるよう、図を用いて論拠立てに記述しているか(35%)、③見やすくきれいに書かれているか(30%)で行う.

出席は加点要素とはしないが、授業回数の3 分の 2 に満たない場合は欠格とする 
成績評価基準
C(合格)となるためには、到達目標を最低限達成することが必要である。 
受講生へのメッセージ
予習/復習は怠らないこと。講義のみで把握することは難しいため、自学学修は必須である. 
参考URL
1. 特になし   
画像
ファイル
更新日時 2024/05/09 10:27


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