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【項目欄】
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【内容欄】
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1.
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地域による設計の特長
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(アブラハ)本講義では,自動車の設計を主要業務として特長を活かした日本の軽量化,ヨーロッパのスタイリッシュ化,アメリカの高出力化に関わる取り組みを述べる.また,それぞれの技術の発展が自然環境や社会に及ぼす影響について説明する.レベル:上記の地域による設計の特長的な考え方を理解できる.
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2.
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ものづくり技術の現状と今後の潮流
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(成田)日本のものづくり技術は世界でもトップクラスである.本講義では,特に切削加工や積層造形に焦点を絞り,近年開発されている様々な技術について紹介し,環境対策や医療応用など今後のものづくり技術の展開について概説する.レベル:近年開発されているものづくり技術の概要,今後の展開を理解できる.
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3.
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材料加工について
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(吉川)製造業におけるものづくりにおいては,材料を色々な形に加工するのが一般的である.代表的な例が塑性加工や金型加工,鍛造である.講義ではこうした加工について概説する.レベル:ものづくりに必要な加工の概要を理解できる.
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4.
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機械の設計について
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(塚田)機械工学のカバーする領域がいかに広いかを紹介する.そして機械工学は,モノの設計とコトの設計を考えていく,いわばもの作りのトータルコーディネートの役割を担うことを説明する.力学を深く見つめると同時に知識経験の裾野の広さをもつことの重要さを理解する.レベル:設計の広さが理解できる.
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5.
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模型飛行機製作で知るものづくり(1)
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(松原・清水)自動車,航空機,船舶,インフラなど世の中のものづくりと機械工学で学ぶ学問との関係性と重要性を概説する.実例として,多くの航空機設計に携わった外部講師を招き,航空機設計における機械工学の役割と設計例を説明した後,次週から行う身近なモノづくりとして,模型飛行機の設計・製作に関わる力学や機械工学の基礎事項について講演する.レベル:機械工学とモノづくりとの関係性を理解でき,これから学ぶ機械工学の学問を大切さを理解できる.
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6.
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模型飛行機製作で知るものづくり(2)
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(松原・來海)模型飛行機の製作の目的,模型飛行機の設計・製作の流れについて概説する.その後,外部講師を含め,各自あるいはグループで模型飛行機の設計と製作を進める.その製作過程で,モノづくりにおける目標や課題の設定方法や解決方法なども含めて紹介し,モノづくりの楽しさと機械工学の重要性を知ってもらう.レベル:モノづくりを体験して楽しさを感じてもらう.目標設定に対する課題解決の考え方と学問のつながりを知る.
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7.
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模型飛行機製作で知るものづくり(3)
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(松原)前回までに設計,製作した模型飛行機の飛行実験を外部講師とともに行い,設定目標に対する評価を行う.(天候により変更予定あり)時間があれば、外部講師から飛行に関するアドバスをもらい,その修正を反映した再飛行試験により再評価する.これら一連のモノづくりとその成果を技術レポートとしてまとめる.その際,目標値の設定や課題や解決方法,飛行実験の評価や改善点などの技術レポートのまとめ方についても紹介する.レベル:課題・目標値に対するモノづくりの手法と技術レポートの書き方が理解出来る.
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8.
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最適化手法GAの概要
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(大島)現在,最適解はわからないが,解の評価は可能であるという問題が 多数存在します.このような,解法が確立されていない,最適解の求め方が非常に非効率で実用にならないという問題に対して適した手法 である遺伝的アルゴリズム(GA)の概要を紹介します.レベル:GAの概要と簡単な例が理解できる.
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9.
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機械力学からみた人体の筋骨格系
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(横田)人体の骨や筋肉,腱などの構造はそれぞれ独自の機能を持ち,密接に連動することで身体運動を達成している.医療福祉機器開発においては,これら筋骨格系の力学現象を,機械工学の視点から解き明かすことが必要不可欠である.本講義では,機械力学と解剖学の両側面からみた筋骨格系の概要について紹介する.レベル:筋骨格系の力学現象について理解できる.
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10.
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ロボティクスの現在と未来
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(中西)近年のロボット技術やコンピュータの急速な進展により,ロボットの活躍の場がこれまでの生産現場から人と共存する環境に大きく広がろうとしてきており,今後の発展が期待されている.本講義では,ロボティクスの動向とこれからの展望について紹介する。レベル:現在のロボットの現状および,今後の役割を理解できる.
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11.
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機械制御学の歴史と動向
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(池本)機械は,剛体の機構およびそれらの動きにより役割を果たす.計算機・計測器の著しい発展に伴い,ハードウェアとソフトウェアを調和させて動かす「制御工学」が重要になってきた.本講義では機械制御の歴史を説明する.さらに,制御工学を中心に据えた人工知能やネットワーク工学などとの融合研究の動向を紹介する.レベル:現在の機械制御学の現状,および時間軸に沿った位置付けが理解できる.
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12.
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流体力学が地球環境や社会に及ぼす影響・効果について
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(古川)20世紀に入ると自動車,飛行機等の発展により,人類はこれまでにないほどの繁栄を続けており,流体力学が社会に及ぼす影響・効果は甚大である.その一方で,大気汚染,温室効果ガスの排出など,地球環境に与える影響も大きい.本講義ではこれら流体力学が地球環境や社会に及ぼす影響・効果について述べる.レベル:自動車で用いられる流体力学の技術と,地球環境への影響について理解できる.
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13.
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流体力学の広がりとその役割
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(久保)大気の流れや川の流れ,血液の流れ,そしてポンプや風車などの流体機械の流れなど,我々の身のまわりには様々な「流れ」が見られる.本講義では,このような流れについて実例を挙げながらその特徴などを説明し,流れを対象とする流体力学の重要性について説明する.レベル:流体力学の社会における役割を理解できる.
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14.
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ものが冷える仕組みとその応用
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(川村)現代において,エアコン等の冷凍空調機器は人々の生活に欠かすことのできないものとなっている.ここでは,どのようにして物が冷えるのか,またその仕組みがどうなっているのかを冷凍空調工学の概要と共に紹介する.レベル:熱という概念を再認識し,ものが冷える仕組みやそれを成す冷凍サイクルの構成について理解できる.
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15.
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空気力学の概要
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(松田)空気中を移動する機械システムにおいては,空気による力(抵抗力等の空気力)の影響が不可避である.空気力学は,「如何に効率の良いシステムを構築するか」についての指針を与えてくれる学問分野である.本講義では,機械工学において、空気力学が果たす多面的な役割や環境や社会との接点について、その概要を紹介する.レベル:機械工学の応用へ空気力学の果たす役割、環境や社会へ与える影響を考慮して機械工学技術者として今後果たすべき役割が理解できる.
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